2006年01月22日

ベニスの商人(4・B)

私のお薦め度:★★★★
   劇場度:B(できれば劇場でどうぞ、特にアルパシーノの演技のために)

B000E5LIRKヴェニスの商人
アル・パチーノ ウィリアム・シェークスピア マイケル・ラドフォード
ポニーキャニオン 2006-04-05

by G-Tools



シェイクスピア原作の「ベニスの商人」初映画化だそうです。

初映画化だったんですね。

「ロミオとジュリエット」とか「ハムレット」とか何度も映画化されていると
思うのですが、初映画化とは意外でした。

しかし、初映画化だけあって、
原作のエッセンスを十分盛り込んであったのではないでしょうか。
私は、シェイクスピアの戯曲の中で、この「ベニスの商人」がもっとも好きです。

それは、見方によっては、あるいは演出によっては、喜劇とも悲劇とも取れる内容だからです。

その良さをこの映画は、よく表現できていたと思います。
見る人によって感じ方が変わる。
観る人の心境や人生観、考え方、経験、それら諸々のものによって
幾通りにも解釈できる作品に仕上がっていたと思います。

名作や古典と呼ばれる書物を読むときがそうであるように
同じ人でもそれを読む(観る)人の年齢によって感じ方が変わる。
そんな作品です。

やはり、アルパシーノの演技が際だっています。
映画を引き締めたものにしているのは
アルパシーノの演技力によるものが大きいでしょう。

万人に勧められると思いますが、
地味な作品のため、退屈に感じる人もたぶん多いと思います。
若い人には特に退屈に感じられることかと思いますが、
若い人にこそ観て欲しい。
そして何年か後にまた観て欲しいと思います。

たぶんもっとエンターテイメント性を追求した映画にも作ることが
できたと思いますが、そうしなかったところを観ると、
制作者側がシェイクスピア作品を「ベニスの商人」という作品を
愛していたからだと思います。

私も、また何年か後に観たいと思います。そんな映画でした。
posted by 中年映画少年 at 04:33| Comment(0) | TrackBack(1) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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